古材の素晴らしさ極上日記 スタッフBlog

 HOME > 古材の素晴らしさ極上日記 スタッフBlog > 2014年

年別アーカイブ: 2014年

地区120年以上で蔵の入り口が5カ所ある古民家です

関東在住の息子さんからメールがあり実家の古民家を見てほしいとのことでした。

現地へ行きますと門がありその門には立派な塀が200m以上続いていました。

門からかなり奥に母屋がありました。玄関廻りの作りはかなり変わった作りで、お話ですと

中国の造りを取り入れているそうです。

室内に上がると目についたのが一風変わったランマが目につきました。

P1130508

日本ではあまり見かけない意匠です。また、和室の天井板も変わっています。節を強調した仕上げの

板材です。

P1130510

これらも中国系のものらしいです。

母屋と渡り廊下でつながっている土蔵へ行きました。なんと蔵の入り口が4カ所並んでおり、

その奥にもう1か所格式の高い蔵の入り口がありました。お母さんお話ですと、コメの保管が主で

一部には樽類の貯蔵にも利用されていたらしいです。

最も奥の蔵の入り口の扉と蔵戸です。

P1130551

P1130550

もうあきれるくらいに立派でした。

母屋、蔵のある広大な敷地の中にお母さんが一人で暮らされているので、いずれは更地にしたいとのことでした。

そのなかで古材として再利用できるものがないか見てほしいとのご希望です。

今後色々ご相談に応じてゆきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

砺波の枠の内が3年越しに黒部へ移築し蘇りました

枠の内を新築住宅に使いたいというご依頼を受けてから半年ぐらいかけて

やりとりして昨年の年末に枠の内を富山の元請けである建築屋さんへ

搬入しました。

その住宅が完成して完成見学会にご招待いただきました。

その際に是非持ち主であった方にも見て頂きたいとのご希望があり

問合せをしたところその方もぜひ見たいとのことでした。

そのご対面の写真が次のものです。(失礼ながら顔はぼかしてあります)

P1130708-2

双方とも意気投合でした。

この枠の内はおおよそ100年程度経過していますが、この家で新たに息づくことになります。

このように古民家が再生できなくてもその一部が再利用されていくことが大切であり、昔は

古材の再利用が当たり前でした。

今後もこのような形で富山の古民家や古材が生き続けていけばよいと思います。

 

 

 

 

 

 

古民家を単に解体したくない

お客様からの電話で、3日後に解体する予定の古民家で再利用できるものがないか

見てほしいとの依頼がありました。

通常は解体が決まっている状態では古材の鑑定や買取は行っていませんが、

単に解体してすべて廃材にするのは忍びないとの強い訴えがあり現地確認することにしました。

P1130856

築年数はわからないとのことでしたが、亡くなったご主人が4代目ぐらいとのことでしたので、

100年近く経過していると思われます。

2.5間の枠の内で梁、差し鴨居はけやきでしっかりした作りです。

空き家になって10数年経過したが、ご主人がいづれは古民家再生したいとのご希望があったとのこと。

P1130859

建具関係もまだまだ使える状態で落ち着きますね。

奥さんとしては主人の思いや自分も気に入っていてすべて廃材にせず、使えるものは使ってほしいとのことでした。

解体業者が決まっている段階では、こちらの思い通りにはいかないと説明しました。

それならば話によっては今の業者を断ってもよいから検討してほしいと強い思いを感じました。

自分としても何とかしたいと思い、先方とも折衝すると伝え今後の対応を検討したいと思っています。

奥さんの熱い思いが結果的にいい方向で行けばよいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古民家の新しい耐震診断 早稲田式動的耐震性能診断

耐震診断の主流は在来工法向けで壁量主体の診断です。

伝統工法の古民家はその壁量が在来と比較してかなり少ない作りとなっています。

古民家は総持ちで家全体の構成で耐震ではなく免震構造といわれています。

その特性を加味した耐震診断が早稲田式動的耐震性能診断です。

今回その診断士向けの実技講習として開催されました。

診断した古民家は昨年「古民家鑑定」させて頂いたところで、施主も当初から診断を検討されていました。

P1130867

今回の講習は建築士、建築関係の方も参加して頂きました。

開催に当たり主催の富山県古民家再生協会代表理事から挨拶させて頂きました。

その後講師の伝統工法耐震評価機構主任講師から概要説明をして頂きました。

P1130868

耐震診断に使用する機材は下記のものです。

P1130870

地面と家の揺れを測定する機材です。揺れを測定するセンサーはアメリカのNASAが開発した

ものでかなり高価なものです。

まず地面用のセンサーの設置です。

P1130871

そして家の中心で2階の小屋裏に家用のセンサーを設置します。

P1130873

いよいよ測定となります。その測定状況を波形を見ながら説明しているところです。

P1130874

4分の測定を5回繰り返して測定完了です。波形の状況から典型的な伝統工法の波形で

測定値からは安全の範囲に入っているとのこと。速報ではありますが施主の方も安心されていました。

後日診断書で詳細に説明する予定です。

伝統工法の古民家に在来工法の診断に基づいた耐震改修することは、免震構造をことごとくなくすことになります。

古民家の良さを生かしながら耐震改修する為にはぜひこの動的耐震性能診断をご検討ください。

そして古民家鑑定士や伝統再築士と協力しながら古民家を長く安心して使えるように、そして次世代に繋げるように

したいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【竣工写真】「残してくれてありがとう。」と思う家

片岡に代わって、今回はweb担当の私、影近が更新します(^^)
前回の記事でご案内したY様邸の竣工写真です。

見学会にはたくさんの方にお越しいただきました。
驚きの声が多かったのは、やっぱり『枠の内』を再利用したリビング。
お施主様の娘さんご友人方は「この柱とか懐かしい~!」と会話が弾んでいました。

▼リビング・DK

Y様邸の一番メインとなる空間に『枠の内』を再利用しました。
旧家屋でも使われていた建具も再利用しています。

 20140810_50

建具は全て引き込むことが可能で、
ダイニングキッチンと一体に使用することも出来ます。

 20140810_54

リビングの一角には暖炉を設置し、
対面となる壁の上部(神棚の上部分)に風窓を設け、
暖気を2階に届くよう配慮しました。

20140810_64

キッチンの奥には収納庫、インナーガレージに続きます。
雨に濡れずに、買い物した荷物を運べるのは嬉しいポイントです(^^)

20140810_56

▼玄関

玄関を入って目の前になる飾り棚の部分は、
和風や洋風などいくつかのパースでパターンを作成し、今回の形となりました。

20140810_47

棚に使われたのは、ケヤキの板です。
旧家屋のキッチンカウンターとして使われていました。
親戚の方から頂いたというこのケヤキの板を、Y様のご要望で再利用しました。

20140810_53

▼和室

和室と縁側の間に欄間を再利用しました。

20140810_33

▼ウッドデッキ

リビングからウッドデッキに繋がり、その先には芝生があります。
ワンちゃんのいるご家庭なので、ワンちゃんが走り回ったり、バーベキューをしたりと
楽しいスペースのひとつです。

20140810_61

椅子に使われている丸太は、
これまた旧家屋の軒桁として使われてた丸太を再利用しています。

▼無垢の板

外壁の腰板には2種類の無垢板を使っています。
茶色く塗装された左部分は杉、塗装前の正面部分はヒノキです。

9月19日 (5)

1階の床材には、厚さ30mmの杉の無垢板を使用しています。

9月13日 (1)

▼ワンちゃんガード

ワンちゃんがお家の中で走り回れる範囲を、格子の建具で区画しました。
和風の雰囲気にも合っています。

20140810_103 20140810_104

息子さんや娘さんとのリフォーム・建て替えを検討しているご夫婦へ

表1

息子さんや娘さんとのリフォーム・建て替えを検討しているご夫婦へ

「残してくれてありがとう。」と思う家ってどんな家だろう?

北陸特有の『枠の内』をはじめ、古材をいろんな形で再利用した家が完成しました!

先代が残してくれた財産。 後世に残す方法を考えてみませんか?

若いころは気づかずに過ごしてきた家。
歳を重ねる毎に「良いものを残してくれたんだなぁ」と感じることはありませんか?
丸太の曲りを活かした骨組、 特別な空間に奮発したケヤキ、 背丈を刻んだ思い出のある柱…
どれも先代が残してくれた唯一無二の財産です。

解体すれば ただの廃棄物…

ご両親や祖父母の精一杯が詰まった家です。
解体して廃棄物にしてしまうのは”もったいない”…。 二度と元には戻りません。
今回、見学会を開催させていただくY様邸では、 北陸特有の『枠の内』の再生をはじめ、
台所のカウンターに使われていた板材を活かして 後世に残る家づくりをY様ご家族と進めてきました。

Y様のご厚意により、2日間限定の 古材を再利用した完成見学会を開催します!

先代が「残してくれてありがとう」と思う家


裏1

“古材再利用完成見学会”  先代が「残してくれてありがとう」と思う家

見所① 枠の内再生・建具再利用 
旧Y様邸新築時からある広間 6枚の板戸も生まれ変わりました

見所② 欄間再利用
井波彫刻の流れを汲んだ欄間は 姿を変えずに和室に再利用

見所③ 台所カウンターを○○に再利用
親戚から頂いたというケヤキの板を Y様のご要望で再利用しました

見所④ 玄関軒桁の丸太が○○に変身!
長さ約18尺もあった杉の丸太 一部を加工してあるものに…

9月20日(土)・21日(日)

午前10時~午後4時

砺波市Y様邸

地図

≪会場のご案内≫
国道359号線『鷹栖』の信号を金沢向かって左折し
アキの案内看板を目印にお越しください。
詳しくは、Y様邸見学希望の旨をアキまでご連絡ください。
連絡先:0766-69-8703

★予約不要
 ご都合の良い時間にご来場ください。
 車でお越しいただけます。
★雨天開催
★夫婦・家族揃ってのご来場大歓迎です。
★スタッフは見所のみのご説明をさせていただきます。
 ご質問やご相談などがあれば、お気軽にスタッフにお尋ねください。

2日間限定の見学会です。 古民家鑑定士(加藤・片岡)が随時ご相談承ります。

社長

はじめまして、古民家鑑定士の加藤 明博と申します。材木屋生まれの3代目です。 ありがたいことに『枠の内』再生や古材の再利用について ご相談をいただきます。 私自身、現場を見させていただくと「もったいない、これは再利用したい」と言う言葉がつい出てしまいます。 先代の想いや大工さんの仕事の跡が残った家をたくさん見てきました。 乱暴に解体されるのを間近で見た時は材木屋として罪悪感さえ感じます。 どんな部材も状態によっては、まだまだ活かせます。 ぜひ古材のある空間を味わってください。

古民家鑑定の実技講習に福井へ

富山から3人の古民家鑑定士が福井まで実技講習に参加しました。

本部からの講師ということで有意義な内容でありました。

P1130336

鑑定する古民家は築60年で現在は空き家となっていました。

外観は入母屋造りでかなり凝った作りとなっています。

P1130311

 

P1130312

P1130316

玄関が2か所ありこれはお客様専用の玄関で格天井となっています。

玄関の入り口も凝った作りです。外観の漆喰はしっかりしていましたが、この玄関の袖側の

塗り壁がはげていました。

玄関を入ると式台から廊下そして奥は座敷と仏間になっています。

P1130346

この廊下の板貼りがまだしっかりしており昔の風情があります。

この廊下が田の字の和室4部屋の周囲を回るように作られます。

廊下の突き当たり2ヶ所には当時としては斬新なデザインの建具が

付いています。

P1130334

左右の廊下の建具で左右対称になっているわけです。

南側の和室2間の障子戸にはにはデザインガラスがはめ込みされており

8枚すべてデザインが異なっていました。

P1130335

最後にグループごとの鑑定結果の発表があり、講師から講評がありました。

今後の古民家鑑定に役立つものと思います。

鑑定させて頂いた住宅は空き家にもかかわらずホコリや蜘蛛の巣1つ無く

管理されている施主には頭が下がります。

これをきっかけに購入希望者が現れればよいのですが…

 

八尾の町屋古民家 築140年の住宅にお伺いしました 

ネットで検索された弊社に古材を生かしてもらえるのであれば

一度見てほしいとの依頼がありました。

場所は八尾の旧市街地の町屋です。築140年ということで内部はかなり

傷んでおり、一部漏水も見受けられました。依頼者はこのまま解体処分するには

もったいないということで、再利用して生かしてほしいというご希望です。

P1120964

 

小屋組みはまだしっかりしておりそこからは漏水は無いようです。煤のかかった材料は

生かし方次第では面白いのですが・・・・

P1120975

和室境の欄間には1枚板に透かし彫されたものでこれは十分再利用できますね。

但し1枚は一部が割れて欠けた状態でした。

その横には年代物の時計があります。いいですね。

P1120974

P1120984

 

けやきの小口縁があります。さすがケヤキですね外部に面していてもまだしっかり

しています。その奥には大型の屏風があります。

これらの古材や古建具、古道具の買取と生かし取りによるエコ解体の見積を

提出する予定です。

 

 

 

 

 

古材の買取依頼と解体

今は空き家になっている住宅で、隣接する納屋の解体を検討

しているが、その構造材や保管している板材の買取を依頼したいとのこと。

現地に確認の為訪問しました。

P1120834 P1120833

外観はかなり老朽化しており差し掛けが傾いた状態でした。このままではご近所に

ご迷惑をお掛けするので何とかしたいとのことでした。

納屋の構造材を確認しましたが、角材に近い状態で古材の再利用の観点からは

買取まで至らないと判断しました。

今回は、内容物の処分と解体の見積もりをさせて頂く予定です。

住居は今回見させて頂けませんでしたが、外観からは古材としての再利用も

できる様子でした。

このような空き家が増えつつあり、その対応にみなさんが悩んでおられるのが現状です。

古材の再利用の観点から少しでも協力できればと思っています。

 

 

 

古民家に最適な耐震診断 早稲田式動的耐震性能診断の実地検証の予定

一般的な耐震診断は図面や目視で建物の地震に対する安全性を判断する

静的耐震診断です。今回の動的耐震診断は、微細な常時振動を測定して

その振動特性値(固有周期)により耐震性を評価する現実に即した診断法です。

今回の調査は昨年の12月に改修前の診断に続き完成前の診断をすることで

耐震改修の評価が可能となります。

今回の耐震診断はこの診断法を開発した毎熊先生が現地の来られて行います。

この機会にぜひ実地検証を体験ください。

古民家は免震構造の特徴を有していますが、その構造に最適な耐震診断が

動的耐震診断といえます。

<実地検証 >

日時  7月5日(土) 午後1時から

場所  魚津市吉島1013-1 古民家ショールーム

参加費  協会会員は無料、  非会員 1,000円

問合せは下記までお願いします

        ★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★★★
        一般社団法人
    富山県古民家再生協会
                担当:片岡 衛
        〒932-0862
        富山県小矢部市五郎丸62番地
        Tel:0766-69-7550
        Fax:0766-69-1220
          info@kozai-toyama.com
          http://www.kominka-toyama.org/
       ★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★★★

以下は過去の耐震診断の写真です。

P7190306


P7190312

古材活用事例

最新のブログ記事

カテゴリ

2017年3月
« 2月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

過去のブログ記事

会社情報

営業エリア

富山県>富山市(旧大沢野町・大山町・八尾町・婦中町・山田村・細入村)・高岡市(旧福岡町)・氷見市・砺波市(旧庄川町)・小矢部市・南砺市(旧城端町・平村・上平村・利賀村・井波町・井口村・福野町・福光町)・射水市(旧新湊市・小杉町・大門町・下村・大島町)
石川県>金沢市・かほく市(旧高松町・七塚町・宇ノ気町)・津幡町・羽咋市

HOME加藤製材所の古材古材活用事例古材売買会社情報リンク集サイトマップお問い合せ

Copyright (C) 2008 katouseizaisyo.All Right Reserved.
加藤製材所 古材お問い合せ窓口